お客さんによって、お店の味付けは変わります。
たいていどこの国に行っても、外国の料理屋の味は2つに分かれます。
1つは、そこの国の人向けの料理。
もう1つは、そこの国にすんでいる外国人向けの料理。
例えば、アメリカにあるお寿司やさんでも
アメリカ人向けのお店と、現地に住む日本人向けのお店があるんです。
日本人向けのお店なら、私たちが日本で食べるお寿司やさんと
なんら変わらないんですが、
アメリカ人向けのお寿司やさんのメニューは、
日本では見たことないメニューが多いです。
「カリフォルニアロール」「ダイナマイト巻き」
「ハワイアンロール」など、アメリカ人好み?
にアレンジされてます。
また以前、ラスベガスで食べた天丼は、
具こそ日本と同じですが、
たれが異様に甘く、天ぷらの衣もふやふやでした。
でも隣の席のアメリカ人家族は、旨い旨いと食べてました。
ですから日本でも、外国料理のお店は多いけど
ほとんどは日本人好みにアレンジされてるわけですね。
逆に、中国人のお客さんが多い中華料理屋さんは
本場の中国の料理を出してるんだと思います。